WWDC 2009で配布された「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」ビルド版(build 10A380)のスクリーンショットが昨日Web上に多数公開されましたが、Mac|Lifeでは、WWDCにおいてあまり触れられなかったSnow Leopardの10にのぼる新機能についてレポートしています。
(1) マルチタッチジェスチャ
MacBook旧モデルも、Snow Leopardにアップグレードすることで3〜4本指でのマルチタッチジェスチャコントロールのテクノロジをサポート。スワイプしてExposéを利用したり、左右にスワイプしてアプリケーションを切り替えたりが可能に。
(2) スリープ解除とシステム終了が最大75パーセント高速化
Snow Leopardでは、起動やシステム終了のスピードが最大で75%高速になっている。
(3) 高解像度iChat
Leopardの4倍となる640×480ピクセルの高解像度ビデオチャットをサポート。
(4) 効率化されたServicesメニュー
使用中のアプリや表示中のコンテンツに適したサービスのみを表示可能に。
(5) 新しいData Detectors
メールやテキスト、住所などのテキストの断片を自動検出して認識する機能「Data Detectors」が、Dashboardウィジェットアプリと自動連携。
(6) 新しいターミナル
ターミナルセッションで異なるウィンドウを開いたコマンドライン入力が可能に。
(7) AirPort(AirMac)メニュー
AirMacのメニューバーで、利用可能なすべてのネットワークについて、その信号強度が表示されるようになっています。
(8) iChatの必要帯域幅が1/3に
これまでの必須上流帯域幅900kbpsが3分の1の300kbpsに。
(9) 自動スペル修正機能
テキストエディットで自動スペル修正が可能に。短い単語にも対応。
(10) 自動Webスポット(auto web spots)
仮想タグを割り当てることで、Webページ内においてキーストロークやフリックによりエリアを移動でき、効率的な情報収集が可能に。
このほかにもSnow Leopardでは、Stack内をスクロール可能となりすべてのアイテム表示ができるようになったほか、検索速度が最大90%アップし、Microsoft Exchange Serverのサポートや新しいQuickTime Xなどが搭載されます。