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「混乱の少ない方向でiPhone 3G Sを提供したい」- SBM宮内副社長兼COO

「ドコモからのiPhoneの可能性は今のところ無いでしょう」

 

ITmediaでは、WWDC 2009基調講演直後に行ったという、ソフトバンクモバイル代表取締役副社長兼COOの宮内謙氏のインタビュー記事を掲載しており、6月18日より事前受付が開始されるiPhone 3G S」について、できるだけ混乱の少ない方向で提供したいと述べたと伝えています。

 

同氏はまた、「iPhone OS 3.0」でもっとも重要なのはセキュリティ機能の強化であると述べ、同OSのセキュリティは「完ぺきだ」と指摘しました。

 

さらに、「iPhone OS 3.0」で機能的にはサポートされる「テザリング」については、秘密保持契約を建て前にして、今後詳細を詰めたうえでプレスリリースで案内する予定だと述べるに留まりました。

 

そして、「ドコモからiPhoneが発売される可能性は、まだあるのでしょうか?」という質問に対して宮内氏は、

それについてはアップルが決めることで、コメントできる立場にはありませんが、今日の発表でもそれはないでしょう。とりあえず、我々のことを言わせてもらえれば、今までのところキャンペーンなども提供してきて、好調にiPhoneを売り続けてきています。iPhoneもずっと携帯電話の売り上げランキングで1位を維持していますし、我々のセールスは好調だと言っていいのではないでしょうか。

とコメントしました。

 

また、携帯電話の売上ランキングにおいて、「iPhone 3G」8GBモデルと16GBモデルを分けずに、「iPhone」で1本化して集計した場合、「iPhone」がずっと1位だったと指摘し、

(宮内氏)途中そうでない時期もありましたが、2月以降はずっと1位ですね

と、「iPhone 3G」の売れ行きが好調であったことを明かし、さらに、ソフトバンクが出荷している携帯電話全体に占める「iPhone」の割合は25~30%だということです。
また、今後の回線キャパの確保については、3G回線に加え、Yahoo! BBによるWi-Fi環境などの連携も考えながら体制を整えていきたいとし、さらに、iPhoneによりモバイルインターネット革命が起きつつあると自身のビジョンを述べました。