iPhone 3G S向けにも登場予定=空間に埋め込まれた情報をリアルタイムに表示するARアプリ
MacRumorsでは、「Layar」と呼ばれる世界初となる新しい拡張現実(AR=augmented reality)ブラウザが、オランダのSPRXmobile社によって開発されたと伝えています。
「Layar」(レイヤー)は、携帯電話のカメラを通して、現在映し出している現実空間に対し、インターネット上のデジタル情報をスクリーン上に表示することができるアプリケーションで、携帯電話に搭載されたデジタルコンパスやGPS機能がフルに利用されています。
Layar
このアプリはGoogle Androidプラットフォーム向け(G1とHTC Magic)となっていますが、「iPhone 3G S」向けにも開発が進められているそうです。
「iPhone 3G S」は、新たにデジタルコンパスが搭載されたことで、今後、GPS機能と併せた新たな技術が多数登場することになると思われます。
同様のアプリはすでに日本企業の頓智・(とんちどっと)により「セカイカメラ(Sekai Camera)」として、随分前から開発が進められており、AndroidとiPhoneプラットフォーム向けにまもなくリリースされる予定です。
セカイカメラ
iPhoneのカメラで捉えた画像に対して、ネット経由でデータベースにアクセスし、取得したデータを今見ているスクリーン上に重ね合わて表示するテクノロジ。
さまざまな情報をタグ化することで、スクリーン上に「エアタグ」としてリアルタイムにデータを表示しています。