最新iPhone OSアップデートがついに公開=コピペやMMS、Push Notificationなどが無料で提供
[*この投稿記事は、6月19日朝9時まで継続的にアップデートされます!]
Appleは事前の通知通り、本日2009年6月18日(日本時間午前2時過ぎ)に、iPhoneソフトウェア最新版「iPhone OS 3.0」アップデータを、iTunes経由でリリースしました。
対象となる機種は、初代「iPhone」および「iPhone 3G」で、Firmwareアップデート適応後のOSバージョンは、2.2.1(5H11)から3.0(7A341)になります。ファイルサイズは約230MB。
iPhoneユーザは無料でアップデートを入手できますが、iPod touchユーザは有償(1,200円)となります。なお、iTunesは最新バージョン(v8.2)が必要です。
来週日本で発売開始となる「iPhone 3G S」には、この最新OSがプリインストールされています。
「iPhone OS 3.0」では、待望の文章や画像に対応するカット/コピー/ペースト機能をはじめ、Spotlight検索、MMS(要@softbank.jpドメインメアド)、ボイスメモ、プッシュ通知、BluetoothによるP2P、Wi-Fi自動ログイン、アプリ内決済(In-App Purchases)、複数のiTuneアカウント設定、メモのシンク、ペアレンタルコントロール、横長(ランドスケープ)キーボード、シェイクによるシャッフル機能、Google Mobile Mapsへの対応など、100以上の新機能が搭載されています。
[主な変更点]
- カット、コピー&ペースト、シェイクによる取り消し
- 主要アプリケーションにおける横表示キーボード
- SMS/MMSアプリケーションの強化
- 写真、連絡先、オーディオファイル、および位置情報をMMSで送受信可能
- メッセージを1つずつ、または複数まとめて転送および削除
- メール、カレンダー、メモ、および iPod内の検索機能の追加
- iPhone全体をSpotlight検索
- カレンダーでCalDAVおよびカレンダーの登録をサポート
- Safariの改良
- パフォーマンス
- HTML 5をサポート
- オーディオおよびビデオのHTTPストリーミング
- ユーザ名とパスワードの自動入力
- 新しいボイスメモアプリケーション
- MacまたはPCと、iTunes経由でメモを同期
- USBおよびBluetooth経由でインターネットテザリング(ソフトバンクは非対応)
- iTunes Storeからムービー、テレビ番組、オーディオブックをブラウズおよびダウンロード(日本では非対応)
- ステレオBluetoothサポート(iPhone 3GとiPhone 3G Sをサポート)
- Wi-Fi自動ログイン
- 株価アプリケーションの強化
- アプリケーション、ミュージック、ムービー、およびテレビ番組のより詳細なペアレンタルコントロールオプション
- iTunesアカウントの作成およびログイン
- YouTubeアカウントのログインおよび、登録チャンネル、レート、お気に入りへのアクセス
- シェイクでシャッフル
- 新しい言語、辞書、およびキーボード
- MobileMeで利用可能な「iPhoneを探す」および「リモートワイプ」(登録が必要)
- より多くのExchangeポリシーをサポート
- Exchangeのミーティングの招待を作成および送信
- サーバ上のメールを検索(Exchange Server 2007およびサポートされているIMAPサーバ)
- LDAPカンパニーディレクトリを検索
- VPNオンデマンドおよびVPNプロキシをサポート
- 暗号化された構成プロファイル
- 暗号化されたiTunesバックアップ
- 1,000におよぶデベロッパ向けAPI
- アプリケーション内での購入
- Apple Push Notification Service(プッシュ通知サービス)
- アクセサリサポート
- ピアツーピア接続
- 地図の埋め込み
- iPodライブラリのアクセス
[レビュー]
- プッシュ通知サービスはうまく機能している。メール着信時すぐのサウンドによるアラートはうれしい
- Spotlight検索機能は素晴らしい(ホーム画面で右フリックまたはホームボタン
長押し2度押し・トップ画面からは1度)思った以上に高速だ - SMS/MMSの機能強化はかなり高得点
- コピペが初代iPhoneから2年がかりでようやく搭載された
- シェイクでアンドゥ/シャッフル
- メールを送信中でも、別のメールを作成・送信可能
- カメラのシャッター音が時としておかしい?
- iTunes Store の規約が変更
- かなりUIが変更されている
- カメラの起動が今までより倍以上高速になった
- App Storeに右下[その他]に、これまでのアップデートのほかに、iTunesカードのコード入力画面へのアクセス
- スクリーンショットで撮影した画像の名称が、Macに転送後、これまでの「photo-1.jpg」などから「??-1.jpg」になる
- 電話着信履歴のUIが変更。携帯からか自宅からかなどが一目で分かるように
- SMS/MMSのUI(送信ステータスの変更や写真撮影ボタンの追加など)が変更された
ホーム画面:SpotlightアイコンとMMS表記の追加
新しく搭載された「ボイスメモ」アプリ
アプリ購入時の年齢確認表示
不適切な内容を含むアプリ購入/アップデート時に警告がポップアップ表示。iTunes Storeの規約も変更。
iTunes Store の規約が変更
「17才以下の子供に不適切な内容が含まれています」
一部のアプリの購入またはアップデート時に、とても不適切な内容を含まないようなものにも、同様の表示がされるようです。
Wall Street Journalの人気テクノロジコラムニストであるウォルト・モスバーグ氏や、New York Timeのデイヴィッド・ポーグ氏らの「iPhone 3G S」レビュー記事をアップしました。要チェックです。
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