Appleが「Mac OS X 10.5.8」プレリリース版を配布=焦点を広げる
AppleInsiderでは、Appleが開発者向けに、Mac OS X 10.5(Leopard)の最新デベロッパビルド版「Mac OS X 10.5.8 build 9L16」を配布したと伝えています。
ファイルサイズは、デルタ版が約260MB、コンボ版が約750MB。
[更新記事]Apple、「Mac OS X 10.5.8」「Tiger Security Update 2009-003」「Safari 4.0.2」公開(2009-08-06)
この「Mac OS X 10.5.8」向け最新プレリリース版は、「build 9L12」、「build 9L14」に次ぐ3番目となり、今までのように限定されたデベロッパに対する基本的なサービス技術の確認作業と異なり、広くデベロッパに配布され、Bluetooth、Automator、グラフィックスドライバー、iDisk同期、Spotlight、Syncサービスなどといった、複数のアプリケーションや追加フレームワークなど多くのコンポーネントに焦点が当てられています。
一方でAppleは、アドレスブック、AppKit、ColorSync、CoreAVC HD ビデオデコーダ、ファイル同期、Image IO、メール、マスストレージ・デバイス、MobileMe環境設定、Safari、セキュリティ、Mac OS Xカーネルなどといったコンポーネントに関するフィードバックを求めているそうです。
また、バグフィックスとして、新たに10を超える修正点が追加されており、「Mac OS X 10.5.8 アップデート」の修正点は、トータルで約40件にまで増えています。
特に、スリープから復帰後にサードパーティ製USBウェブカメラが正常に機能しなくなる問題点や、Bluetooth対応デバイスが突然機能しなくなる不具合を修正しており、ほかに、アドレスブックのMobileMeとの共有コンタクト情報のセッティング維持や、AirMacコントロールパネルのフリーズ、Safariの画像処理オーバーフローの問題などにも焦点が当てられています。
「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」のリリースを9月にひかえるなか、「Mac OS X 10.5.8」は「Mac OS X 10.5 Leopard」のファイナルアップデートと見られています。リリース時期は未定ですが、夏頃かそれより先になるかもしれないようです。