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地下鉄で感じる「iPhone OS 3.0」の進化=電波キャッチが迅速に

iPhone OS 3.0 ソフトウェアアップデートで3G電波受信感度が大幅に向上

「これは劇的というほかないだろう」- Tsugawa.Tv

 

Tsugawa.Tvは今週末、日比谷線、銀座線を含むいくつかの地下鉄に乗り、「iPhone 0S 3.0」を搭載した「iPhone 3G」で、地下鉄乗車中の電波キャッチ時間をテストしたところ、平均で約3〜15秒となり(速い時はトンネル内ホーム手前でも受信)、今までの「発車寸前、または発車後にようやくアンテナが立つ」状況から、3Gの電波受信感度が大きく改善されていることが明らかになりました。

 

これまでは、愛用の「産経新聞」データダウンロードやメール送受信、ウェブサイトの更新などが、地下鉄乗車中はほとんど思うようにいかず、Tsugawa.Tvを含む多くのユーザがフラストレーションをためていたと思います。
しかしながら、「iPhone OS 3.0」にアップデート後は、ようやく「普通」レベルの電波受信を体感・確認でき、これまでとアンテナが立つまでの時間を比べた場合、単純に数倍は速くなっているようです。
「iPhone OS 2.1」アップデートの時にも、同じような話題があがっていましたが、「3G信号強度表示の正確性の向上」が主に図られただけであり、電波受信感度そのものが大きく向上した訳ではなかったようです。

 

「iPhone OS 3.0」適用後は、実際にアンテナが立った瞬間から、音声通話、ウェブサイトの更新、メール送受信などを含む、電話回線(インターネット環境)を要する操作がすべて可能となります。

 

「iPhone 3G」には、ワイヤレス3Gネットワーク信号に対して、一貫した持続性に支障をきたす欠陥があると指摘されたことや、3G周波数帯域幅の問題、ソフトバンクの基地局との相性、処理能力不足、またはインフラ整備の不備など多くの情報が飛び交い、米国ではAppleやAT&Tに対するいくつかの裁判にまで発展しました。
しかし今回、電波受信感度がソフトウェアアップデートで(少なくとも地下鉄乗車中に関しては)一気に改善したことから、ソフトウェアレベルで何かしらの問題があったことは明らかなようです。

 

[Updated]
記事のなかで、「平均で約3〜15秒」と記述したのは、「iPhone 3G」を2台並べてテストしたためです。
今回のテスト中、電波受信が「同時」ということはほとんど無く、片方がすぐにシグナルをキャッチしても、もう片方は10秒以上遅れるということが多々確認されました。
そこで、平均値ながらも「○○〜○○」という表現をあえて使っています。