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米VMware、最新Fusionのプライベートベータテストを開始=DirectX 9やOpenGL 2.1などサポート

VMware Fusionの最新β版がテスターへシード

 

MacNNでは、VMwareがIntel Mac用の仮想化ソフトウェア「VMware Fusion」の新しいβ版のプライベートテストを開始したと伝えています。
「VMware Fusion」は、IntelベースのMac上でWindowsアプリケーションを、Macを再起動することなく実行できる仮想化ソフトウェアであり、日本ではアクト・ツーが取り扱っています。
1台のMacで、WindowsアプリがMacアプリと同様に動作し、MacとWindows間で相互にコピペやファイルのドラッグアンドドロップによるコピーが可能なほか、Windows環境のみで動作するUSB 2.0デバイスを完全にサポートするなど、WindowsとMacの壁を取り払うよう設計されています。

今回テスターに配布された最新β版では、仮想マシンのライブラリ内タスクへの簡単なアクセスや、DirectX 9.0c Shader Model 3.0の3Dグラフィックへのサポート、OpenGL 2.1への実験的サポート、Windows XP/VistaからMacへの新しい移行アシスタントなどが新たに追加されています。

 

その他にも、Windowsアプリを直接スタートできる「always-on」と呼ばれるアプリケーションメニューが加わり、自動アップデートでは、チェック、ダウンロードおよびインストールが可能になります。
さらに、Mac OS X 10.6(32bit版)が新たにサポートされたほか、ゲストOSとしてWindows 7 が実験的にサポートされています。
現時点で、プレビュー版のテスト期間や新バージョンのリリース時期などは未定。

Mac用仮想化ソフトでは、「VMware Fusion」のほかに、「Parallels Desktop for Mac」があります。
以前は「Virtual PC for Mac」というMicrosoft製の仮想マシンソフトがありましたが、Appleから「Boot Camp」がリリースされたことで、約3年前に開発が中止されました。