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オンキヨー、デジタルメディアトランスポート「ND-S1」発表=世界初、iPod&PCのデジタル伝送に成功

iPodから「デジタル伝送」が可能な新時代のデジタルメディアトランスポート

 

オンキヨーは31日、iPodからダイレクトにデジタル信号を取り出すことを実現した新しいデジタルインターフェース「ND-S1」を発表 [PDF]しました。
発売時期は、2009年秋が予定されており、価格などの詳細については後日正式発表されます(e-onkyo)。

 

ND-S1(S)」は、iPodやPCの音声を高品位にデジタル出力できるメディアトランスポートで、iPodの充電やiTunesとの同期にも対応しています。
また、デジタル入力を装備するオーディオシステムやAVセンターなどと組み合わせれば、オーディオ機器側で音楽信号の変換ができ、iPodをハイファイ・ミュージックサーバへと進化させることが可能になります。iPodのコンポジットビデオ出力もサポート。
さらに、「ND-S1」は、PCとも接続できるUSB端子を装備しており、PC内の音楽データのデジタル出力にも対応(16bit/32kHz・44.1kHz・48kHz)。PCとiPodの同時接続時には、SYNC(同期)モードに切り替えてiTunesから楽曲を入れ替えることができます。

 

サイズは、205 (W) × 34 (H) ×175 (D) mm、重量は530g 。iPodのプレイ/ポーズ、トラック送り/戻し、iPod/PC/SYNCモード切替えなどが可能な専用リモコンが付属します。

 

 

[Updated]
AV Watchが、開発中の「ND-S1」の試作機のレポートを掲載しました(2009年8月10日)。
発売時期や価格は未定(e-onkyo参照)で、試作機であるため、外装や音質なども製品版とは異なる可能性もあるといいますが、特筆すべき点として、「iPod」を「ND-S1」に搭載した状態で「PCモード」に切り替えただけでは、PC側から「iPod」が認識されない点や、「iPod」と「PCモード」の切り替えは瞬時に行なえるうえに出音もスピーディである点などが挙げられています。

 

また、サウンドについては、「帯域全体にストレスの無いクリアさ、高域の伸びやかさ、音場の左右への広がりは低価格なCDプレーヤーではなかなか味わえないものだ」としており、「メリハリの効いた“オーディオ的な心地の良い美音”」と表現されています。

 

気になる「iPhone 3G/3GS」への対応は、ファームウェア・アップデートによって機能が変化する可能性があるので、現状で動作しているとしても、公式にはサポート外とされるということです。

 

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