Apple News | Tsugawa.TV

クォークジャパン、「QuarkXPress 8.1」公開=PDF出力機能が充実

Mac OS X Snow Leopard/Windows 7にも対応予定

 

クォークジャパンは4日、DTPレイアウトソフトウェア「QuarkXPress 8」発売後初のメジャーアップデートとしてv8.1をリリースすると発表しました。

 

バージョン8.1は、昨年7月の発売後、8.01、8.02とマイナーアップデートを行ってきた「QuarkXPress 8」発売後初のメジャーアップデートとなり、数百に及ぶ不具合修正だけでなく、数々の機能拡張が導入されています。既存ユーザーは無償でアップデータを入手可能。

 

また、フル機能が使用できる60日間無料試用版もバージョン8.1へアップデートされています。

 

同アップデートに合わせて、エル・シー・エスより、Mac OS 9環境からの移行を支援する、新しいXTensions「OCF2OTF」が無償で提供されます。
例えば、バージョン3、4でOCF/CIDフォントを用いて作成されたデータを、「QuarkXPress 8」上でOpenTypeフォントを用いて置換して使用する際に、ビブロス外字も含め自動変換できるようになります。
ほかにも、画像ファイルに拡張子を付加するなど、OS 9環境で作成されたデータを、OS X環境へ移行する際の手間を大幅に軽減させ、生産性を大きく向上させることが可能となります。

 

 

バージョン8.1で新しく追加された機能及び今後の対応一覧
  • スピーディーかつフレキシブルなPDF出力機能:新しいネイティブの透明度モードにより、QuarkXPressの透明効果が適用されたオブジェクトを、PDFの最終出力時に平滑化(分割・統合)せずに出力できるようになり、PDF書き出しの性能と柔軟性が向上。
  • PDFレイヤー機能:PDFに書き出す際に、レイアウトレイヤーを選択できるインターフェイスを提供します。これを用いれば、出力パートナーに対してコンテンツのバリエーションを複数提供することが可能。
  • 高精度になったドラッグ&ドロップ機能:キーボードの併用により、画像のドラッグ&ドロップがより的確に行える。
  • 新サイズ変更パレット:1アイテム からレイアウト全体まですべてにおいて、さまざまな設定によるサイズ変更が可能となり、異なるサイズの印刷物や、HTMLやFlashなどのコンテンツを、容易に再構築することが可能。
  • 新スペルチェックパレット:パレットを開いたままレイアウトが行え、またスペルチェックの途中でも、並行してテキストを調整できるので時間の節約が可能。
  • デザイン機能の強化:アイテムスタイル、アイテム検索/置換でもドロップシャドウ機能を含めることができるようになったほか、レイアウト上の変更をワンクリックでアイテムスタイルに反映することも可能。
  • 生産性を高める機能強化:新しくフォーマットなしのペースト機能および、不適切なフォントスタイルの警告機能により生産性が向上。
  • 新しいスペイン語ハイフネーション辞書:スペイン語のハイフネーションとジャスティフィケーションについては、スペイン語の種類を設定できるように機能が強化。
  • Mac OS X Snow LeopardおよびWindows 7にも対応予定:最新オペレーティングシステムをサポートとすると同時に、既存のMac OS X Tiger、Mac OS X Leopard、Windows XP、Windows Vistaも引き続きサポート。

[関連URL]
QuarkXPress 8.1日本語版 既知の問題
QuarkXPress 8.1日本語版 解決された問題
「OCF2OTF」の概要