ついにLeopardの最終アップデートが登場、9月のSnow Leopard登場控え
Appleは2009年8月5日(米国時間)、Mac OS X 10.5 Leopardの最新アップデータとなる「Mac OS X 10.5.8 Update」と、Mac OS X 10.4 Tiger向けセキュリティアップデート「Security Update(2009-003)」、およびWebブラウザ最新版「Safari 4.0.2」などを公開しました。
これらの最新アップデートは、Mac OS X のアップルメニューにあるソフトウェア・アップデート経由でインストール可能なほか、下記リンク先から単体でインストーラをダウンロードして手動で導入することもできます。
Mac OS Xは、9月のメジャーアップデートを控えるなか、実質的にLeopardの最終マイナーアップデートとみられます。
■ Mac OS X 10.5.8
「Mac OS X 10.5.8」には、オペレーティングシステムの全般的な修正が含まれており、Macの安定性、互換性、セキュリティが向上します。
Mac OS X Leopardを使用しているすべてのユーザに適用が推奨されています。以下に示したリンクのうち「Mac OS X 10.5.8 Combo Update」(統合アップデート版)では、Mac OS X 10.5 のどのバージョンからでもアップグレード可能です。
なお、このアップデータには、Safari の最新版「Safari 4.0.2」が含まれています。
Mac OS X 10.5.8には、最新のセキュリティに関する対処が含まれるほか、AirMacネットワークに接続する際の互換性および信頼性の問題や、ディスプレイ環境設定でモニタ解像度設定の一部が表示されなくなる問題、Bluetoothの信頼性に影響を及ぼす可能性のある問題への対処などが施されています(全リストはこちら)。
■ Mac OS X Server 10.5.8 Update
「Mac OS X Server 10.5.8 Update」には、オペレーティングシステムの全般的な修正が含まれており、Leopard Serverで動作しているすべてのサーバに対して適用が推奨されています。
Mac OS X Server 10.5.8 Updateへアップデートすることにより、「サーバ管理」および「システムイメージユーティリティ」に関する機能が向上するほか、AFPクライアントおよびManaged Clientのクライアントに関する機能、Time Machineによるバックアップの信頼性、ポータブルホームディレクトリからSMBサーバにあるネットワークホームにファイルを同期する場合の信頼性などが向上します。
■ Tiger向けセキュリティアップデート「Security Update 2009-003」
「Mac OS X 10.4.11 Tiger」向けとなる「Security Update 2009-003」は、Mac OS Xの脆弱性を解決するパッチが含まれており、すべてのTigerユーザに適用が推奨されています。
これまでの改良箇所も今回のセキュリティアップデートに含まれています。
■ アップデートの新機能
- 最新のセキュリティ修正
- Safari 最新版「Safari v4.0.2」が含まれる
- Safari 4 の Full History Search の正確性が改善
- システム環境設定の「ディスプレイ」パネルに特定の解像度が表示されないことがあるという問題が解決
- 「Aperture」の画像を「Automator」にドラッグしたときに「Aperture」のアクションが起動されるようになり、誤って「iPhoto」のアクションが起動されることが無くなった
- デジタルカメラから大きな写真やムービーファイルを取り込めないという問題が解決
- 外部装置、USB Webカメラ、プリンタによるBluetoothの全体的な信頼性が向上
- 起動に時間がかかる原因となっていた問題に対処
- 「MobileMe Sync」、「CalDav」による「iCal」の信頼性が向上
- 「iDisk」および「MobileMe」によるデータの信頼性に関する問題に対処
- AFPによる全体的な信頼性が向上
- 管理対象のクライアントによる全体的な信頼性が
- AirPortネットワークへの参加の互換性と信頼性が向上
- 同期サービスの信頼性が向上
- 何種類かの外付けUSBハードディスクとの互換性が改善
- 一部の他社製カメラのRAWイメージサポートの追加