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英O2、英国での「iPhone」独占販売契約権解除の可能性 – FT

英国では今秋にも複数キャリアからiPhone発売の可能性

 

英国の「iPhone」独占キャリアである、Telefonica傘下のO2 UKが、英国における「iPhone」独占販売契約を解除される可能性があると昨日速報でお伝えしましたが、6日付けの英フィナンシャル・タイムズ(FT)もほぼ同様の内容を報じています。

 

FTの情報筋によれば、AppleはO2との契約のなかで、当初5年とみられていた契約スパンについて、2年という解約条項を盛り込んでいた模様で、O2は2007年11月から「iPhone」の販売を開始したことから、11月以降の販売権などについて現在Appleと交渉を進めているとされています。

 

まだ、決定は下されていないものの、O2の競合企業である少なくとも1つの企業(T-MobileOrange)が、今秋からの「iPhone」発売を目指して、Appleと交渉中だとされています。
O2は今後も引き続き「iPhone」を発売する権利を有するものの、独占という形態にはならないかもしれないようです。

 

英O2は、英国内ですでに、150万台もの「iPhone」を販売しており、O2にとって同デバイスは業績を支える大きなウェイトを持つとされます。
VodafoneのVittorio Colao CEOは先日、英国での「iPhone」販売権を保有していない現状を嘆いていたといいます。

 

「iPhone」は初代モデル登場当初は、一国一キャリアが原則でしたが、昨年からは一つの国で複数のキャリアから発売されることも多く見られるようになりました。

 

日本でも、現在はソフトバンクモバイルからのみの販売となっていますが、この流れが加速すれば、NTTドコモから「iPhone」が登場する可能性も高まってくるようにも思えます。

 

なお、現在のところ、O2もAppleもこの件に関してコメントを控えています。