次世代コラボレーション・コミュニケーションツールがiPhoneで動作
Googleが、今年5月28日に「Google I/O 2009」カンファレンスで発表した、次世代版リアルタイム・コミュニケーション・プラットフォーム「Google Wave」が、iPhone上で動作しているデモビデオがYouTubeに公開されています。
同ビデオ中、iPhone Safariブラウザでウェブアプリとして動作しているのは「Google Wave」の開発者向けプレビュー版で、パソコンに文字入力した内容(お決まりのhello world)が、ほぼリアルタイムにiPhoneのスクリーン上に表示されているのが確認できます。
「Google Wave」とは、メールやインスタントメッセージング(IM)、ゲーム、wiki、ブログ、写真・動画・地図の共有などといった、さまざまな異なるタイプのコミュニケーションツールにリアルタイム性を持たせつつ、それらを1つにまとめた、Googleが開発中のオープンソースの次世代版コミュニケーションツールのこと。
主な特長として、複数人によるリアルタイムでの共同作業や、会話の履歴の録音、自動翻訳機能、Twitterなどとの連携、さらに、「Google Wave」サーバを自前で構築したり、デベロッパ自身によってアプリのカスタマイズも可能になるといいます。
Google Wave on iPhone
一部のデベロッパ向けに開放されている「Google Wave」プレビュー版の動作はまだ不安定だとされるなか、今年9月30日には、10万人規模のユーザに公開される予定であり、さらに一般ユーザ向けには、2009年内にも公開される見込みです。