Apple News | Tsugawa.TV

Apple、iPhone向け初のライブ配信=アンダーワールドのライブを無料公開

Underworldのコンサート映像をHTTPストリーミング

 

Appleは2009年8月7日午後9時(米国時間)から、サンフランシスコで行われたUKテクノバンド「アンダーワールド (Underworld) 」のライブ映像をunderworldlive.comiphone.akamai.comでストリーミング配信しました。
AppleとしてiPhone/iPod touch向けには初となるライブ配信で、6月に同社が公開した自前のHTTPストリーミング・プロトコルを使用して配信されました。
これは様々なネットワーク環境でも自動で利用可能な帯域幅を検出し、最適なビットレートを適用させることで、中断無くスムーズな映像配信が可能になるというものです。
「iPhone OS 3.0」で、このHTTPストリーミング・プロトコルがサポートされたことで、特別なアプリを入れること無く、デフォルトのQuickTime Playerを使い、デバイス側でビットレートやCPUの最適化に対応したうえで、リアルタイムでスムーズな映像再生が可能となっています。

 

ただ、Appleが今回のライブイベントをあまり積極的にPRしなかったのは、AT&Tのネットワークに負荷を掛けたくなかったためだとされています。

 

現在、このライブ映像の模様はこちらのページで鑑賞可能です。

 

また、iZotopeからBorn Slippyを含むUnderworldの代表曲13楽曲を収録したiPhoneアプリ「iDrum Underworld Edition」(9.4 MB)がApp Storeで公開されました。
このアプリには、ユーザ自身がリミックスできる機能や、ビジュアルに優れたアートワークなどが搭載されているほか、タップするだけの簡単操作で自前の楽曲を制作可能な音源アプリ(iDrum)としても機能し、ドラムやパーカッション、メロディ、ボイス、エフェクトなどのサウンドが含まれています。