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チャイナ・ユニコム、500万台(15億ドル分)のiPhone購入へ=9月発売開始に向け

チャイナユニコム「iPhone」発売へ

International Business Timesによると、中国でAppleのスマートフォン「iPhone」を販売するとみられている、同国第2位の通信事業会社チャイナ・ユニコムが、9月の発売開始をにらみ、500万台(14億6千万ドル分)の「iPhone」を購入することでAppleと合意したようだと伝えています。

 

現地情報筋によると、チャイナ・ユニコムは既に、Appleに対して14億6千万ドル(@293ドル)を支払った模様。
この中国版「iPhone」は、今年秋以降の本格始動が予定されているW-CDMA方式の3Gネットワークサービスをサポートします。
また、売上の一部をAppleに支払うロイヤルティ協定は結ばれない模様。
しかし、それでもAppleには、1台あたり100ドル以上のグロスマージン(粗利益率)があるとみられ、それ以上に、ユーザ数1億3,500万を抱えるチャイナ・ユニコムは、Appleにとって大きな魅力でもあります。
また、チャイナ・ユニコムGM代理のZhou Youmeng氏によると、「iPhone」は初め、カルフール内のチャイナ・ユニコム3G売り場で販売され、その後、9月に入って全国の大規模直営店で販売される予定となっています。
広州にあるチャイナ・ユニコムの顧客開発部門GMのYu Zaonan氏は、販売価格について、8GBモデルは2,400人民元(3万3,776円)、16GBモデルは4,800人民元(6万7,553円)を予定していると述べています。

 

現地では既に「iPhone」のテストが繰り返されており、今のところ、バッテリやネットワーク、機械的なトラブルなどは見つかっておらず、順調なプロセスを歩んでいるようです。

 

現時点では、チャイナ・ユニコムが独占パートナーとなりそうですが、中国では「マルチキャリア戦略」も視野に入れられているようで、いずれ(遅かれ早かれ)同国1位の通信事業会社であるチャイナ・モバイルからも「iPhone」がリリースされるとみられています。

 

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