次期「Office for Mac」は2010年末予定=EntourageからOutlookへ
MicrosoftのMac BU(Macintosh Business Unit)は2009年8月13日(米国時間)、「Office for Mac」の次期メジャーバージョン「Office 2010 for Mac」(仮称)において、メール・情報管理クライアント「Entourage」から移行する形で、新たに「Outlook for Mac」を提供すると発表しました。
リリース時期は、2010年のホリデーシーズン頃になるだろうとされています。
また、現在の「Office 2008 for Mac」のパッケージ構成ラインアップがアップデートされ、「Entourage 2008 for Mac, Web Services Edition」が今日から提供開始となるほか(ダウンロードページ)、9月中旬には、ビジネス向けパッケージとして「Office 2008 for Mac Business Edition」が新たに加わることになります。
次期Mac版Officeに搭載される「Outlook for Mac」は、「Entourage」とはまったく異なるアプリとして開発が進められており、Mac OSの機能を統合しつつも、まったくのゼロからCocoaを使用してビルドアップされているといいます。
また、高速なファイルベースのデータベースの採用により、Mac OS Xの機能である「Time Machine」や「Spotlight」との連携も可能になります。
さらに、「Information Rights Management」の採用により情報管理機能が強化されるほか、Windows版との互換性も用意され、MacBUのエリック・ウィルフリッドGMによれば「名称の変更を超えるボリュームが盛り込まれることになるだろう」とされています。