AppleとGoogleに対抗=2010年前半にタッチインターフェース強化版も投入へ
台湾・携帯電話メーカーの情報筋によると、Microsoftは、同社携帯端末向けOSである「Windows Mobile」の拡販について、AndroidとiPhoneベースの両プラットフォームに対抗するため、今後、デュアルプラットフォーム戦略を採用する計画があるようだとされています。
これによると、Microsoftのロードマップによれば、次期「Windows Mobile 6.5」は、2009年10月1日に正式リリースが予定されており、さらに2010年2月には、タッチインターフェース機能を強化した、アップグレード版が公開される予定になっているということです。
また、Microsoftは、2010年第4四半期に予定されている「Windows Mobile 7」の市場投入後も、「Windows Mobile 6.5」を段階的に市場から引き上げることはせず、価格を下げて販売を継続するようだとされています。
このような「Windows Mobile 6.5」と「同 7」によるデュアルプラットフォーム戦略により、Microsoftは、前者では、フリーでオープンソースのAndroidに対抗し、後者では、革新的なユーザ体験を提供し、シェアを大きく拡大しているiPhoneモバイルプラットフォームに対抗したい構え。
Microsoftは、今秋オープン予定の、AppleのApp Storeにあたる「Windows Mobile」向けアプリ配信プラットフォーム「Windows Marketplace for Mobile」の登録申請の受付を開始しており、さらに、iPhoneデベロッパに対して、iPhoneアプリを「Windows Mobile」プラットフォームへ移植するよう、ウェブサイトにケーススタディを公開するとともに、金銭付きのオファーを出したともされています。
Windows Mobile 7 UI