厳しい景気状況に力強いApple Storeの売上
世界的な景気後退局面において、Bloombergでは、今年上半期の全米小売店の業績が、米国商務省によると前年同期比で9.2%下落するなか、Apple直営店は、ほかの小売店に比べ非常に健闘をみせており、前年比約2.5%増となる売上高30億ドルを計上したということです。
アナリストによると、消費者はテクノロジ関連ガジェットには、依然として資金を注ぎ込む傾向にあって、2009年第3四半期(4〜6月期)には、Apple直営店を訪れた人数が前年比で22%増の3,860万人となり、「iPhone」の人気が依然として高いことなども、Apple小売店にとっては大きなアドバンテージになっているようです。
また、ニューヨーク・マンハッタンにある24時間営業のフラッグシップストア(Apple Store, Fifth Avenue)が、もっとも収益力の高い店舗であり、年間3億5,000万ドル以上の売上があるとのこと。
Fifth Avenueの収益力に関しては、「1平方フィートあたり1メルセデス(3万5,000ドル)」と表現されており、ブランドショップの多い同地区でも、こまでで最高の売上力を持つ小売店だとみられています。
これは、1平方フィートあたりの売上で比較した場合、ティファニーの1万8,000ドルやハリーウィンストンの1万2,000〜1万3,000ドルを大きく上回る数値になるということです。