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iPodが国内販売台数シェアでウォークマンに敗れる?=買い控えと在庫薄から

この時期に5台のうち1台以上が「iPod nano」の方が驚きだ – Tsugawa.Tv

 

BCNランキングによると、8月24〜30日の携帯オーディオメーカー別販売台数シェア(国内)で、Appleの「iPod」が、ソニー「ウォークマン」に逆転を許して、約4年8か月(242週)ぶりに首位から転落したということです。

記事によると、同期間におけるAppleのシェアは42.1%で、ソニーの43.0%にわずかながらリードを許し、2005年1月第2週以来守ってきた携帯オーディオの週次シェア連続1位記録が途切れたとされています。ウォークマンが首位に立つのは記録が残る2002年7月以来初めてのこと。

 

しかしながら、カラーバリエーション別の通常ランキングでは、トップ10のうち9機種までもApple製品が占めており、さらに、カラーバリエーションを合算したランキングでも、「iPod nano」8GBモデルが、シェア21.7%とダントツの状況です。
また、ソニーの平均単価(12,600円)はApple(18,200円)より、3割以上も安い水準であり、さらに、Appleは来週9日のメディアイベントで、「iPod」のラインアップを一新する予定になっていることから、店頭の在庫不足と顧客の買い控えが響いたのが大きいと思われます。
しかも、このランキングは、全国の量販店のPOSデータを収集したものであり、Apple Online Storeなどの出荷台数は含まれていません。

 

これらの諸条件をすべて考慮して、それでも「iPodがウォークマンにシェアで敗れる」と指摘するのは、それこそ言論の自由ですが、ソニー広報センターは生真面目にも

高級機種から手頃な価格まで、幅広い機種をそろえたことがうけたのではないか

とコメントしたということです。

 

しかしながら、iPhone/iPod touchの存在感が増すなか、iPodシリーズの成長にやや陰りが見え始めているのは事実です。
このような状況のなか、Appleは9月9日(米国時間)、カメラ機能を初めて搭載して、メモリ容量の強化やデザインを一新した新型のiPod touchiPod nanoiPod classicを発表するとみられています。