「iPhone OS」独自機能＝応答メッセージ迂回や通話料金通知など
Appleと米国のiPhone独占販売キャリアであるAT&Tは、新しい「iPhone OS」に新たな2つの独自機能を搭載するようです。
匿名の情報筋によれば、年内にリリースされる「iPhone OS」（おそらくはv3.1と思われる）には、AT&Tの独自機能として、通話料金の超過を警告するプッシュ通知（Push Notification）機能と、ビジュアルボイスメールにデフォルトの応答メッセージを無効化する機能が新たに搭載されるようです。
米AT&Tの通話料金プランには、AT&T携帯電話同士以外の月額40〜100ドル分の無料通話が含まれており、新しいプッシュ通知により、設定料金を超えそうになった場合にユーザに対して、バッジやメッセージ、サウンドなどのプッシュ通知で、月内の通話時間を通知することが出来るようになるといいます。
また、新しいボイスメール設定は、ユーザがカスタムボイスメール（応答用メッセージ）と AT&Tのボイスメール挨拶を無効にして、時間を節約することができるという機能になります。
同様にAT&Tユーザへの発信時にも、応答メッセージとボイスメール挨拶をスキップすることができるようになるようです。
これらの新機能は、「iPhone」の［設定］メニューからそれぞれセッティングが可能になるとされています。
AT&Tを巡っては、MMS（マルチメディアメッセージングサービス）の提供開始の遅れや、データトラフィック需要に対応しきれていないネットワーク品質などに対し、iPhoneユーザの不満が高まっており、同社はユーザに有益なサービスを新たに提供することで、その不満を和らげたいという狙いがあるようです。
AT&Tは、2010年に失効すると推測される「iPhone」独占販売権を、2011年まで延長させようとしているようですが、2010年夏の次世代（第4世代）「iPhone」投入時には、AT&Tだけでなく、Verizon Wirelessを含む複数キャリアから「iPhone」が発売されるとみられています。
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