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Apple幹部、Mac値下げを示唆=低価格製品投入の可能性も

iPhone好調でMacの値下げが可能に

 

最近、Appleのピーター・オッペンハイマーCFO(最高財務責任者)と面会したという、米投資銀行Caris & Companyのアナリストによると、Appleは、ローエンドのPC市場に加わる意思は無いものの、現状のMacラインの値下げや、現状より低価格の製品群を新たに発表する可能性があるということです。

 

オッペンハイマー氏は、詳細には触れなかったものの、「iPhone 3GS」の世界的な人気の高まりで、Appleはデバイス需要を満たすのに苦労しているとされています。
また、Carisのレポートによると、中国市場への2009年10-12月期投入がつい最近決定した「iPhone」について、Appleは年内だけでも、最大2,700万台を出荷する可能性があるといいます。Appleは、中国の携帯電話市場ではプリペイド契約が多数を占めるなかで、料金後払いによって不利益を被ることにはならないだろうとみているようです。

 

ほかにも、オッペンハイマー氏によると、Appleにとってそれほどのダメージは無いと前置きをしたうえで、コンポーネントの価格が上昇しており、さらに供給が厳しくなっているそうです。

上のグラフは1998年から2011年にかけてのAppleの売上履歴および予想を示したものですが、赤色の「iPhone」の爆発的な売上状況と、白色の「Mac」の堅調なセールスの推移が対照的です。
また、「iPhone」の登場により、全体のグロスマージン(粗利益率)が安定したことは言及に値します。

 

レポートによると、「iPhone」と「Mac」の売上は引き続き好調であり、シェア拡大が続くと予想されています。