Apple、「iTunes 9」と新しいアルバムフォーマット「iTunes LP」(Cocktail) 発表

新デジタル・アルバム・フォーマット – iTunes LP

Appleは2009年09月09日現地時間午前10時から、サンフランシスコYerba Buena Center for the Artsで、「It’s only rock and roll, but we like it.」と題したメディア向け音楽イベントを開催し、基調講演に登場した同社CEOのスティーブ・ジョブズ氏によって、「iTunes」の最新メジャーバージョン「iTunes 9」が紹介されるとともに、コードネーム「Cocktail」と呼ばれて来た、新しいマルチメディア・デジタルアルバム・フォーマット「iTunes LP」が発表されました。

「iTunes」は世界23カ国で提供され、アカウント数は1億超となり、これまでに8億5,000万曲も売り上げたと言います。
MacおよびWindows向けに提供される「iTunes 9」は、ナビゲーションや同期機能が刷新され、新機能としてラジオステーションのように機能する「Genius Mixes」や、「iPhone/iPod touch」のホーム画面のドラッグ&ドロップによる管理機能、他のコンピュータのライブラリへコピー可能となる「Home共有」機能、Facebook/Twitterとのプレイリスト共有機能などが新たに搭載されます。
「iTunes 9」すでにリリースされて入手可能ですが、今現在、ソフトウェアアップデートではまだ提供されていません。

また、「iTunes Store」では、新たに「iPhone」向け着信メロディが30,000曲用意され、1本あたりの価格1.29ドルで販売されます。

新しいマルチメディア音楽フォーマットとしてアナウンスされた「iTunes LP」は、ファンにとって貴重なボーナストラックやライブビデオ、オリジナルセッション、デジタルフォト、ライナーノートなど、さまざまなマルチメディア・コンテンツが同梱されます。
この新デジタルフォーマットは、 内容的にDVDと同じような性質を持っていますが、完全にWeb経由で提供されるという点において、これまでに無いまったく新しいインタラクティブなマルチメディアコンテンツといえます。