Appleは10日の「It’s Only Rock and Roll」イベントにおいて、同社携帯音楽プレーヤー「
新たにビデオカメラ機能(エフェクト付き)や、FMラジオ、歩数計、iTunesと連動する「GeniusMix」、すぐに録音できるボイスメモ、Nike + iPodへの対応などが加わり、さらにスクリーンサイズも2型から2.2型(240×376ドット)にアップするなど、大幅な機能・スペック強化が施されたにもわらず、価格は8GBモデルで14,800円に設定され、コストパフォーマンスも向上しています。
ここでは、Apple製品を真っ先に分解することで有名なiFixItが、最新の第5世代「
iFixitによると、新しい「iPod nano」(8GBモデル) は、内部部品の接着性が高く、非常に分解しづらい構造になっているそうで、上の写真のようにスライドして取り出すのもとても窮屈であり、故障した際にユーザ自身が分解して修理することは非常に難しいようです。また、内部の空きスペースはまったくないとされています。
LEDバックライト付きディスプレイのサイズは、前述の通り、2.2インチへと第4世代より17.5%広くなっており、初代「iPod nano」と比べた場合、4倍になっていると言います。
バッテリは、中国製の3.7V リチウムイオン・ポリマー(0.91Whr)で、スピーカーを含むオーティオ部品は、第2世代「
動画撮影のみに対応するカメラモジュールは、「
この点について、Appleのスティーブ・ジョブズCEOはインタビューの中で、ビデオ撮影用センサーは非常に薄い一方で、「iPhone」に搭載したような、高画質を維持しながらオートフォーカス機能を備えるデジタルカメラセンサーは、組み込むには厚みがあり過ぎると指摘していました。
確かに、外形寸法の厚みで6.2mmしかない「
また、カメラモジュールは、ロジックボードに組み込まれていないものの、そのベゼルは内側から固定されています。
内部基板のなかで最も大きいパーツは、プロセッサ(ARM)であり、ビデオカメラモジュール以外の配置は第4世代とまったく同じだということです。
DRAMがシステムインパッケージされたプロセッサ(339S0081 ARM / K4X51323PG-UGC6)には、Appleブランドを示すリンゴのロゴマークが刻印されていますが、これまで通りサムスン電子が製造しているようです。
また、いくつかのiPodと異なり、スイッチはロジックボードに直接取付けられておらず、クリックホイールは再設計されており、ケースから完全に切り離された状態になっています。
LCDを覆っているガラスのスラブはとても厚く、ガラスが割れるのを防いでいるとされています。
フラッシュメモリは7月中旬に台湾で製造された東芝製(TH58NVG6D2ELA49 / ID8038)が使用されています。
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