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「iPod」が国内販売台数シェアで大差をつけて首位奪還=ウォークマンを突き放す

「iPod」新製品投入で25.9ポイントの大差=iPod nano 16GBモデルが売れ筋

BCNランキングによると、9月第1週(9月7日〜13日)の携帯オーディオメーカー別販売台数シェア(国内)で、Apple「iPod」が58.0%、ソニー「ウォークマン」が32.1%となり、Appleが25.9ポイントもの大差をつけてソニーから首位を奪還したということです。

 

両社のシェアを巡っては、先月8月24日〜30日の販売台数シェアで、Appleのシェア42.1%に対して、ソニーは43.0%となり、実に2005年1月第2週以来守ってきたAppleの携帯オーディオ週次シェア連続1位記録が途切れて、約4年8か月(242週)ぶりに首位から転落しました。

 

その後も、Appleが9月9日(米国時間)に新製品を発表する予定だったこともあり、消費者の買い控えと店頭の在庫不足が響き、8月31日〜9月6日の集計では、ソニーが47.4%、Appleが37.1%となり、その差が10.3ポイントにまで拡大していました。
しかし、Appleが「iPod Family」すべてをアップデートしたことで、状況は一変して両社のシェアは再び逆転しました(下グラフ参照)。

9月第1週のカラバリを合算したシリーズ別販売台数シェアでも、新型「iPod」が携帯オーディオ全体の32.9%を占めており、さらに、新しい「iPod nano」16GBモデルが15.5%のシェアを獲得してトップに立ちました。

 

アップルジャパン広報は、

新製品は高機能でありながら使いやすくお手頃な価格なのが特徴。初日から出足は好調で、売れ筋のiPod nano の16GBモデルは一部の店舗で品切れになるほど。シルバーウィークの売り上げも期待できる

と述べています。

 

 

最新iPodファミリーについて

 

新しい「iPod touch」は、価格が引き下げられたのが大きなポイントで、新価格は19,800円からとなっており、また、32GBモデル(29,800円)と64GB(39,800円)の2モデルは、OpenGL ES2.0をサポートすることでパフォーマンスの高速化が図られています。また、32GB/64GBモデルでは、リモコンとマイク付きイヤフォンや「iPhone OS 3.1」がデフォルトで搭載されています。App Storeから20,000本以上のゲームが入手可能です。

 

また、新しい「iPod nano」は、ビデオカメラ、マイクロフォン、スピーカーを搭載し、スクリーンサイズが2.2インチに広くなったのが特徴で、FMラジオ、歩数計、iTunesと連動する「GeniusMix」、ボイスメモなど、機能性が大幅に高まったにも関わらず、8GBモデルが14,800円、16GBモデルが17,800円とこれまでより価格が抑えられています。ボディーカラーは、シルバー、ブラック、パープル、ブルー、グリーン、オレンジ、イエロー、(PRODUCT) RED、ピンクの9色が揃っています。

 

さらに、「iPod classic」は最大40,000曲を持ち運べる新しい160GBモデルが24,800円で用意され、これまで以上に価格が抑えられました(従来は120GBで29,800円)。

 

「iPod shuffle」もアップデートされて、カラバリ5色展開(シルバー、ブラック、ピンク、ブルー、グリーン)やコントロール付きイヤフォンコードが付属し、価格が引き下げられた2GBモデル(5,800円)と4GBモデル(7,800円)が用意されています。
また、Apple Store限定の光沢ステンレススチール仕様モデル(4GB:9,800円)も新たにラインアップされています。

 

 

「iPod」は、累計販売台数2億2,000万台を超えており、Appleのホリデーシーズンに向けた新しいラインアップによって、さらなる販売増とシェア拡大が期待されます。