開発者にとって魅力的な「Snow Leopard」のコアテクノロジ
ビデオエンコーディングおよびDVD作成ソフト(MovieGate)を「Snow Leopard」のコアテクノロジである「Grand Central Dispatch (GCD)」と「Open CL」に最適化させて、「
Snow Leopard
150 frame/s for encoding in MPEG-2
70% CPU load for decoding
130% CPU load for MPEG-2 encoding (ffmpeg)
Leopard
104 frame/s for encoding in MPEG-2
165% CPU load for decoding
100% CPU load for MPEG-2 encoding (ffmpeg)
マルチコアプロセッサに対応して、効率的に高度なマルチスレッド実行・並列化プログラミング環境を提供する「Grand Central Dispatch (GCD)」は今月11日、デベロッパ向けにオープンソースとして公開されており、UNIX/Linuxオペレーティング・システムでの需要により、よりオープンな基盤と標準化された言語として普及するよう期待されています。
なお、「OpenCL」はすでに、標準化団体「クロノスグループ」により管理されており、オープンなテクノロジとして計算処理に利用されつつあります。
いずれにせよ、「Grand Central Dispatch」と「OpenCL」のポテンシャルを引き出すには、広くコミュニティに門戸を開放し、アプリケーションへの適用と最適化を促す必要があり、将来的に真のオープン標準になる時こそ、その能力を実感できる時だと思われます。