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Apple、オンライン暗号化データ通信に関する特許侵害でTQPに訴えられる

オンラインストアの暗号化に関する特許侵害訴訟

AppleやeBayをはじめとするオンライン小売業を展開する十数社は、インターネットの暗号化データ通信技術に関する特許を侵害しているとして、特許管理会社TQP Development LLCに提訴されました。

 

訴状によると、Appleなどは、TQPが1995年に取得した米国特許番号5,412,730を侵害して、ウェブサイト上で顧客とインターネット取引を行っているとされています。
今回訴えられたのは、Appleのほか、Ticketmaster、Fandango、Live Nation、UPS、CVS、DHL、MetLife、Broadcast Music、eBay、Half.com、MicroPlace、Viva Group、ProStores、PayPal、BillMeLaterの計16社。

 

問題になっているのは、ホストサーバとクライアントコンピュータ間のコミュニケーション構築における、通信リンクのデータ転送の暗号化についてで、Apple Storeで使用されている擬似ランダムキーを生成する技術が、TQPの保有する特許を侵害していると指摘されています。

 

TQPは昨年末にも、同様の内容でバンカメやメリルリンチ、シティグループなどの米大手金融機関を数十社を提訴しており、その後、今年4月にはそのうちの数社と和解合意して、訴訟の取下げ請求をしていました。