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iPhoneアプリ「GrooveMaker」で米Foxテレビ番組のサウンドトラックを制作

移動中の飛行機内で作曲、スタジオ到着後にMacへ転送

GrooveMaker

IK Multimediaによると、「Survivor」や「Fear Factor」などのテレビ番組の音楽制作を手がけ、2008年には「Pirate Master」のテーマ音楽を作曲してエミー賞を獲得したことで知られる音楽家のRuss Landau氏が、米Foxテレビの「Seducing Cindy」というリアリティ番組向けサウンドトラック制作時に、iPhone/iPod touch向け作曲ツールアプリ「GrooveMaker」を使ったということです。

 

「GrooveMaker」は、画面上をタップしながらループを組み合わせ、最大8トラック、8小節のグルーブを作成して、時間軸上に並べていくだけで、プロ・レベルの楽曲を制作可能なダンスミュージックコンポーザー。
各トラックのパン、ボリューム、ミュート、ソロ、グルーブ、テンポなどがリアルタイムに調整可能で、BPMはタップやフェーダーで調整できます。
スタジオクオリティのループの組み合わせは数百万種類以上で、直感的にリミックスを楽しむうちに、オリジナルソングが作れる環境が提供されます。
完成したWAVデータ(16bit、44khz)は、WiFi/ブラウザ経由でパソコンに転送可能で、音楽・ビデオ編集アプリに取り込むことができます。

 

現在App Storeで発売されているのは、ループ数は有償版より少ないものの基本仕様はすべて試せるハウス・ヒップホップ系「GrooveMaker FREE」(無償ダウンロード版)のほか、テクノ、トランス、ケミカル・ビーツ・スタイルのクラブ・エディションの「GrooveMaker Club」(600円)、4つ打ちを基本としたハウスGroovePack「GrooveMaker House」(1,200円)、ヒップホップ、R&B系GroovePack「GrooveMaker Hip-Hop」(1,200円)の4タイトルで、近日中に、テクノ系「GrooveMaker Techno」、トランス系「GrooveMaker Trance」、ドラムンベース系「GrooveMaker D’n’B」、エレクトロ系「GrooveMaker Electro」の4本がリリース予定となっています。

 

「GrooveMaker」は、先月半ばにリリースされたばかりですが、総計16万ダウンロードを突破する超人気アプリ。
なお、同アプリがテーマ音楽制作に使用されたFoxのテレビ番組「Seducing Cindy」は来年1月に放送予定です。