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iPhone OS 3.1でバッテリ寿命のクレーム増=フォラーム投稿者にAppleがアドバイス開始

「バッテリ寿命が短くなった」Appleが一部で対処

Appleが9月10日(米国時間9日)に公開した、iPhone/iPod touch向け最新OS「iPhone OS 3.1」について、一部ユーザ間でアップデート後にバッテリ駆動時間が短くなったと、Appleのディスカッションボードなど通じて多くの苦情が報告されているなか、AppleはAppleCareヘルプデスクを通じ、一部サポートフォーラム投稿者に対して、いくつかの対処方法をアドバイスをし始めたということです。

 

そのなかには、プッシュメールをオフにすることやWi-Fi/Bluetoothをオフにするなど、基本的なセッティング最適化のほかに、「Ad Hoc」チャンネルで流通する無署名ベータテスト版などを入れることで、「Battery Life Logging」アプリが導入され、iTunes経由でバッテリログをAppleに配信するよう同期されることがあるということです。

 

Appleは、バッテリ性能を最適化するために、常に最新のソフトウェアを搭載するよう求めていますが、位置情報やシンク機能の強化やプッシュ型通知などの機能性アップなどと、バッテリ駆動時間のバランスは常に反比例するといえます。
Appleは、iPhoneのバッテリ消費を抑えるため、ユーザによるマルチタスクに制限を掛け、Adobe Flashに対応させないなどの対策を講じていますが、バッテリ寿命を延ばすには、バッテリ性能そのものだけでなく、プロセッサやグラフィックスなどのコアコンポーネントからOSなどのソフト面を含めた大規模な再設計が必要で、非常に難しい課題だといえます。