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拡張現実プラットフォーム「Layar」がフル3D表示をサポートへ

「Layar」に3Dエンジン=リッチな立体オブジェクトが表示可能に

Layar 3D

本格的な拡張現実AR)アプリが「iPhone」向けにもまもなく公開されようとするなか、Andorid向けにすでにサービスを提供しているSPRXMobile社は22日(現地時間)、同社の拡張現実ブラウザプラットフォーム「Layar」が、テキストやグラフィックスの3D表示に対応したと発表しました。
「Layar」の新しい3Dエンジンは、Andorid携帯やiPhone 3GSに搭載されている加速度センサーやGPS、電子コンパスなどのほかにOpenGLを利用しており、スマートフォンのカメラを通じて、現実の映像の上に立体的なテキストやグラフィックスなどを重ねて表示可能となっています。
この新技術は「Layar version 3.0」として、まずはAndorid向けに今年11月に正式リリースされる予定です。

 

今回の3D対応により、サードパーティデベロッパは、現実世界のオブジェクトに立体的な3Dテキストをタグ付けできたり、現実空間に3Dオブジェクトを配置したりすることが可能となり、多感的なユーザ経験を創造できるようになるといいます。
3Dエンジンを搭載したことで、デベロッパは、より現実的で空間的な拡張現実の世界をモバイルデバイス向けに作り出すころが可能になります。


Layar3D Augmented Reality Engine「Venue Tagging」

「Layar」は、iPhone向けに9月中にはリリースされる予定であり、すでにAppleへの申請は行われているようです。3D対応の時期は未定。