iPod や iPhone に影響=欧州だけで1,000万人が難聴予備軍
欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会(EC)は9月28日(現地時間)、聴力障害や難聴を予防するため、携帯型音楽プレーヤーの音量に上限を設ける規制安全基準を策定する方針を発表しました。
欧州委員会は、携帯音楽プレーヤーを大音量で長時間使用すると、難聴になる恐れがあるとして、安全な音量の基準を策定する方針を示した。TVニュースでも大きく取り上げられた。
ECのクネワ委員は、iPod などの音楽プレーヤーや、iPhone などの携帯電話で、イヤホンを使い音楽を大音量で長時間に渡り聴き続けると、聴覚障害を招く恐れがあると指摘しました。
また、デフォルトの音量設定として、音量 80dB(デシベル)で視聴するなら1週間に40時間、89dB なら同5時間以内にすることを規定し、メーカーに対しては、設定を超えて視聴する際に警告を表示させるよう義務付けるとしています。
ECによると、欧州だけでも携帯音楽プレーヤー利用者の5〜10%、最大で1,000万人が聴覚障害になる可能性があると指摘されています。