Appleの“財産”を侵害と提訴を計画
Appleは、オーストラリアを拠点とする大手小売チェーンWoolworths(ウールワース)のロゴが、自社のアップルロゴを模倣しているとして、法的な手段を検討しているようです。
Woolworthsはオーストリアやニュージーランドでは最大手のスーパーマーケットで、現地を訪れたことがあればご存知の方も多いと思います。
同社は、2008年8月にヴィジュアル・アイディンティティの一環としてロゴを一新させましたが、その形状がAppleのトレードマークを連想させるとして、Appleはこのほど、同国の商標や意匠権を所管する行政機関IPオーストラリアに対して、提訴を検討しているとのことです。
Woolworthsは、自社の新ブランドマークについて、「W」の文字と新鮮な葉っぱをイメージしていると指摘しており、一見して、両社のロゴはそれほど似ていないようにも受け取れますが、Woolworthsの商標権が、電子製品やテクノロジ関連にまで幅広く使用される可能性があり、さらに、同国で直営店のApple Storeを展開するAppleにとっては、消費者に混乱を与えかねないという大義名分もあるようです。
Woolworthsのスポークスマンは、将来的にコンピュータや音楽プレーヤー、または他の電子デバイスを発売する可能性は排除できないとしながらも、現時点ではいかなるプランも無いと述べています。一方、Appleはこの件に関して公式にはコメントしていません。