ネイティブアプリとしては提供されず
Google Japanは5日、iPhone/iPod touch版「Safari」で動作する、インタラクティブなGoogleマップの「乗換案内」サービスをローンチしたと発表しました。
10月5日サービス開始ということですが、実際にはTsugawa.Tvによって、同サービスが10月1日深夜より、「Google Latitude」経由で利用可能であったことが確認されています。
動作環境は、「iPhone OS 3.0」以降を搭載したiPhone/iPod touchで、アクセス方法は、「Safari」でwww.google.co.jpにアクセスして、右上の[その他]>[乗換案内]をタップします。
ウェブベースで公開された「乗換案内アプリ」では、乗換案内と運転経路案内をワンタッチで切り替えることができ、目的地を入れるだけですぐに検索可能なほか、最近使った駅をタップするだけで選べる履歴機能や、次の電車を簡単に調べられる「+5分」ボタンなどが搭載されています。なお、徒歩経路は、現在サポートされていません。
Googleは、「乗換案内」には、強力なJavaScriptやHTML 5などの先進ブラウザ機能がフルに使われていると述べており、今後も、モバイルイノベーションを加速するとしています。
今回発表された「乗換案内」や、今年7月に公開された「Google Latitude」などは、本来であれば、iPhone/iPod touch向けネイティブアプリとしてApp Storeで公開されるべきですが、Googleの地図関連アプリは、iPhoneにデフォルトで搭載されるマップアプリと重複(競合)するという理由で、「Google Voice」同様、Appleにより却下されたとみられています。
AppleとGoogleは、互いにモバイルプラットフォーム開発でライバル関係にあり、また、最近ではOSやブラウザ、各種インターネットサービスなど多くの市場で競合する分野が増えつつあります。