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米AT&T、VoIPアプリ受け入れか=FCC提言の「ネットの中立性」が影響?

関係筋によると、米AT&Tが、「Google Voice」や「Skype」などのVoIPアプリをサポートするようだと、6日付けのワシントンポスト紙(電子版)が報じました。
AT&Tは、VoIP (Voice over Internet Protocol) アプリ認可についてここ数週間検討を重ねており、最終的には、「iPhone」を含むすべての端末でサポートすることになりそうだということです。
なお、この件についてAT&Tは、噂にはコメントしないと述べています。

 

「iPhone」では、「Skype」はすでに利用できるものの、Wi-Fi接続が必須であり、EDGEや3Gなどの携帯電話回線での使用は認めておらず、「Skype」通話がフルサポートされている訳ではありません。

 

また、「Google Voice」は、「iPhone」のコア機能との重複、およびAT&Tによるデータ通信経由の音声通話の制限により、App Storeでは(今のところ)認可されていません。

 

今後、AT&Tの動き次第ですが、VoIPアプリケーションの全機能を完全にサポートした「Google Voice」がApp Storeに登場する日も近いように感じます。

 

AT&Tの方針転換は、米連邦通信委員会(FCC)の提言する「ネットの中立性」が関連しているようです。
FCCは、App Storeでのアプリ承認プロセスにも興味を持っており、Apple、Google、AT&Tの3社が絡んで大きな問題に発展した「Google Voice」にも関心を持っていると指摘されています。

 

[Updated]
– 米AT&T、3GでのiPhone向けVoIPアプリ受け入れへ