マルチキャリア戦略が世界に広がる=ドコモ版iPhoneもうすぐ?
カナダで受信最大21MbpsのHSPA+方式をサポートするデータ通信網の整備を共同で行っているBell CanadaとTelusが、今年11月より「iPhone 3G/3GS」の販売を開始すると発表しました。
現在のところ、正式な発売開始日や価格などの詳細は公表されていません。
これにより、同国で1年以上に渡って続いたRogers Wirelessによる「iPhone」独占販売終了が決定しました。
英国では、2010年はじめから、これまでのO2に加えて、OrangeとVodafoneからも「iPhone」が発売されることが既に決定しています。
Appleは今後も、1国1キャリアではなく、複数の通信会社から端末を販売させて、より良いサービスの提供と価格競争を推進させたい考えのようです。ユーザにとっては、キャリアを選択する権利が与えられるので歓迎すべきことです。
ある調査によると、主要エリアで単一キャリアによる「iPhone」の排他的販売手法を見直せば、2010年には出荷台数を倍増させることが可能になるとされています。
また、日本では、ソフトバンクモバイルの独占販売を終了させて、ドコモを含む複数のキャリアから「iPhone」を販売すれば、シェアが3倍になると分析されています。