共同通信のiPhone向け有料ニュースアプリが公開＝3カ月分で350円

共同通信の有料ニュースビュアーアプリ

ソフトウェア開発のイーストは9日、iPhone/iPod touch向けニュース閲覧アプリ「共同通信ニュース by 記事蔵」（日本語版）と、「Kyodo News by Kijizo」（英語版）の2本をApp Storeで公開したと発表しました。
価格は350円（2.99ドル）で、アプリ初回起動後、3ヵ月間の購読が可能となります。

同アプリは、データ形式としてRSS、Atomなどの技術を使い、ユーザ数の急な増加と海外への迅速なニュース配信に対応するため、記事配信サーバにはクラウド・コンピューティング「Amazon EC2」を採用。
日本語で配信される記事のジャンルは、「トップ10ニュース」「主要」「社会」「政治」「経済」「国際」「スポーツ」「生活」で構成され、1日に配信される記事・写真の合計は平均約140点で、写真はランドスケープ表示とカバーフローに対応し、キャプション付きで拡大表示も可能です。
また、更新で取得できる記事は、過去24時間以内のもので、過去記事は、72時間以内分（3日分）の保存に対応しています。
そのほか、オフラインでの記事閲覧（キャッシュ機能）や、ホームアイコンの未読記事数（バッジ）表示機能など。

開発元のイーストでは、ニューヨークタイムズ（月額13.99ドル）やウォールストリートジャーナル（月額14.99ドル）がAmazon Kindle向けに有料配信を行うなど、世界の新聞社が様々な有料配信ソリューションに挑戦している中で、日本発の有料配信モデルになればと期待しています。

また、「記事蔵」は、Windows PC、Windows Mobile、Android、docomo iアプリなど、様々なデバイス上で稼動するビュアーを個別に用意しています。