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NVIDIA、Intel製CPU対応マザーボードチップセットの開発を中断

IntelとNVIDIAのクロスライセンス訴訟が影響

NVIDIAは8日(米国時間)、Intelとのクロスライセンス訴訟が決着するであろう2010年まで、Intelプラットフォーム向けマザーボードGPU「nForce MCP」の開発を一時凍結する方針を明らかにしました。
また、AMDプラットフォーム向けnForceの開発も市場での需要減のため中止するとしています。

 

Intelは今年2月、NVIDIAと締結した4年間のチップセット・ライセンス契約が、内蔵メモリコントローラを搭載した新世代CPU(Core i5/i7 Nehalem / Atomなど)には及ばないとしてNVIDIAを提訴し、一方のNVIDIA側もIntelを契約不履行だとして今年3月に反訴していました。

 

NVIDIAは、IntelのFSBアーキテクチャ向け統合ソリューションの開発は継続し、現行世代のnForceチップセットについては必要に応じて供給する方針ですが、Intelのメモリコントローラを統合したDMI接続次世代チップセットについては開発を中断するということです。
GeForce 9400M/IONプラットフォームは、Appleをはじめ、Dell、HP、Lenovo、Samsung、Acer、ASUSなど、多くのメーカーにより採用されています。
特にAppleは、「Mac Pro」以外のすべてのMacコンピュータで、NVIDIAのGeForce 9400Mを採用しているので、今後のロードマップで影響を受けそうです。

 

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