米国で2桁のプラス成長=市場シェアも拡大
IDCとGartnerが発表した2009年第3四半期のパソコン市場調査の速報値によれば、Appleの米国内の市場シェアが拡大しており、Macコンピュータの出荷台数は前年同期比で市場平均を大きく超えるプラス成長をみせました。
IDCによると、同四半期の米国内におけるMacの出荷台数は、前年同期比で11.8%増となる164万台と推定され、市場シェアは同0.8ポイント増の9.4%に達して、HP、Dell、Acerに続く第4位の市場シェアを確保しました。
また、Gartnerでは、Macの出荷台数は、前年同期比で6.8%増となる157万2千台と推定され、市場シェアは同0.2ポイント増の8.8%にアップしたとレポートされています。
米国内のパソコン市場全体では、出荷台数ベースで前年同期比3.9%のプラス成長(Gartner)だったものの、価格は同20%減となりました。売れ行きが好調なネットブックが出荷台数を押し上げたものの、販売価格を引き下げたとみられます。
特筆すべきは、世界のパソコン市場シェアで、DellがAcerに抜かれて3位に転落したことであり、上位5社のなかで同四半期に出荷台数減となったのはDellだけでした。