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Apple、「Windows 7」発売日を狙った広告キャンペーンを展開か

「シェア拡大のチャンスだ」フィリップ・シラーSVP

フィリップ・シラー

Microsoftの次期OS「Windows 7」のリリースを間近に控えるなか、米BusinessWeekによると、Appleは同OSの発売日である10月22日をターゲットにした広告戦略を立てているようです。

 

記事のなかで、Appleのマーケティング担当上級副社長フィリップ・シラー氏(写真)は、MSの新OS発売がMacの市場シェア拡大のチャンスになるとみており、Windows XPからの長年のPCユーザを取り込むにはまたと無い良い機会になると指摘しています。

 

また、Appleは、Macがウイルスによる被害が少なく、人気の「iPod」や「iPhone」に最適なコンピュータであることを広告でPRするとみられ、シラー氏は、「XPから7への移行が非常に困難であり、Macを買った方が手っ取り早い」と述べています。

 

アナリストは「Windows 7」がMacの売上にはさほど影響しないだろうと分析しており、実際、1998年以降のWindows OS(98/2000/XP/Vista)の出荷とMacの売上の関係をみた場合、Macの販売台数が伸びたケースが多いとされています。
また、ほぼ同時期にリリースされたVistaとLeopardを比べた場合、Macユーザの70%以上は最新OSへ既にアップグレードを済ませていますが、Vistaへのアップグレード・ユーザは20%未満であり、シラー氏は、「過去のことからみても、なんだかんだ言って結局WindowsはWindowsだ」と指摘して、「Snow Leopardへのアップグレードも同様の高い移行率になって、Windows 7はそうならないことを期待するよ」と述べました。
同氏は、Mac本体のさらなる値下げには言及しなかったものの、PCからMacへのスイッチ組をサポートするプログラムとして、「One to One」の利用を考慮して欲しいと述べています。