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Apple、「Mac OS X 10.6.2」(10C527f) をデベロッパへシード

ホームフォルダ消失の問題を修正

Mac OS X 10.6.2

Appleは10月16日(米国時間)、「Snow Leopard」の2番目のマイナーアップデートとなる「Mac OS X 10.6.2」の最新デベロッパ向けビルド版をシードしました。

 

配布された「Mac OS X 10.6.2 アップデート」開発者向けプレリリース版の「Build 10C527f」は、今月5日(10C514f)および9日(10C519f)に続く3番目のビルド版で、ファイルサイズは483.5MBとなっています。
わずか2週間で3つのベータ版がシードされたことからみて、正式版の公開が近づいているようです。

 

今ビルドでは、QuickTime Player、イメージ キャプチャ、AppKit、ColorSync、iChat、QuartzCoreなど13の領域に焦点を当てて、数多くの問題を修正しており、iWork、iLife、Aperture、Final Cut Studio、MobileMe、アドレスブック、iDisk、iMovie、Safariプラグインなどの信頼性も向上させています。
なお、既知の問題は一つで、イメージ キャプチャのマニュアルモードで白黒スキャンが真っ黒になってしまう不具合が挙げられています。

 

また、グラフィックスドライバが修正されており、OpenCLにおけるクラッシュ、スクリーンが明滅する問題、QuickTime Player Xで1,080pコンテンツ再生に関する不具合などが扱われています。
そのほかにも、iMovie関連の問題が扱われており、色のシフトとプレビューをループさせた際のクラッシュが修正されています。

 

さらに、「Mac OS X 10.6.2」には、ゲストアカウントでログイン後に、通常ログインでデータがすべて消失してしまう不具合を修正するパッチが含まれるようです。
Appleは今週、このホームフォルダが消えるバグを調査していると初めて公式に認め、極めて稀なケースでのみ発生するとしながらも、修正に向けて取り組んでいると述べていました。