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「Snow Leopard」vs.「Windows 7」=ネイティブアプリでは大差も..

3DレンダリングやゲームではWindowsに軍配

CNETが「MacBook Pro」を使って、AppleとMSの最新OS、つまり「Snow Leopard」と「Windows 7」のパフォーマンステストを実施しており、起動やシャットダウン時間、QuickTimeを使ったマルチタスクパフォーマンス、iTunesのフォーマット変換速度、バッテリ寿命などで「Snow Leopard」の方がより良い結果を出したとレポートしています(下グラフ参照)。

このテストは、同一の「MacBook Pro」(2008年モデル/15インチ/2.5GHz Core 2 Duo/4GB)を使用して、両OS(64bit版)向けに別々の320GB HDDをそれぞれ搭載し別個に計測したもので、「Windows 7」の稼働には「Boot Camp 3.0」を使用しています。

 

Mac向けネイティブアプリがMacプラットフォーム、Mac OS上で高速なのは当たり前のことであり、ナンセンスなテストだともいえますが、ある意味で興味深くもあります。
なお、QuickTime XはWindows向けには提供されていないため比較するのは見当違いで、「Windows 7」は、Macプラットフォームに最適化されるよう設計はされておらず、バッテリ駆動もBoot Campドライバの未熟さが大きく影響しています。

 

しかしながら、そんななかでも、Call of Duty 4 Modern Warfareを使った3Dゲーム性能では「Windows 7」の方が「Snow Leopard」より高速であり、さらに、Cinebench R10を使った3Dグラフィックス性能テストでも、Nvidia GeForce 9600M GT(512MB)の能力を引き出して「Windows 7」の方に軍配が挙っています(下グラフ参照)。

結論として、ゲーマーではなく、Apple純正アプリで事足りて、さらに、コストパフォーマンスを気にしないならMacで問題無いということでしょうか。