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「iPad」提供キャリアは? – ドコモ or ソフトバンク

4月後半の発売に向け高まる議論=キャリアによる争奪戦

「iPad」提供キャリアはドコモかソフトバンクか?

「iPad」(Wi-Fiモデル)の米国での発売日が4月3日に決まり、さらに、同月後半には、3G対応機種を含む全モデルが日本でも発売されることが正式に決定したことで、残る焦点は、日本での価格(本体&データプラン料金)と、一体どのキャリアから提供されることになるのかという2点のみだ。

 

NTTドコモの山田隆持社長は今年1月、「iPad」を同社の3G携帯電話回線に接続できるようにすることへの意欲を示しており、さらには、SIMカード単体での販売を検討しているとも報じられた。
ドコモは、「iPad」を足がかりに、6〜7月に発売されるであろう次期「iPhone」の販売キャリアの座をも奪いたいという意欲を隠そうとはしていない。

 

Appleスティーブ・ジョブズCEOとソフトバンク孫正義社長とのホットラインは、非常に強固なものであるとみられているが、ジョブズ氏肝いりの新製品だけに、日本最大の通信キャリアを無視し続けるわけにはいきそうにもないだろう。

 

ある調査によれば、単一キャリアによる排他的販売手法は、携帯端末の販売台数を半数以下にしていしまうとされており、Appleは実際、いくつかの国ですでに、「iPhone」の独占販売からマルチキャリア販売へと舵を切っている。

 

「iPad」もこのトレンドに乗るとすれば、どちらか一方からの独占提供ではなく、ドコモおよびソフトバンクモバイル2社の通信網に対応させることが濃厚だといえる。