Apple News | Tsugawa.TV

アップル、Apple Storeでの「iPhone 4」予約受付を停止

iPhone 4の世界的品薄続く=国内での混乱を回避

「iPhone 4」の在庫は日本列島にも世界中のどこにも存在しないー。
発売開始直後から続く「iPhone 4」の供給不足はかなり深刻であり、ついに国内のアップルストアでは、これまで行なって来たショップでの予約受付さえも停止してしまった。「提供するメドがたたない」「ソフトバンクショップへ行って欲しい」..数多くのデモ機を店頭に置き、Apple直営店でありながらも、途切れることなく訪れる顧客への販売が出来ない葛藤が見て取れる。

iPhone 4 予約受付中止/Apple Store

現在、Appleの最新スマートフォン「iPhone 4」を国内で入手するには、ソフトバンクショップ、ソフトバンク携帯電話取扱店、またはソフトバンク直販サイトSoftBank Onlineshopで予約して辛抱強く待つほかない。
Appleやソフトバンクモバイルのウェブサイトには、依然としてApple Storeでの予約注文を受け付けていると記載されているが、ここ数日状況が一変し、全国のApple直営店では予約を一斉に停止してしまった。
Appleが7月30日より、販売国をこれまでの5カ国から22カ国に拡張したことも大きな要因になったのだろう。

 

「iPhone 4」の配分方法は一日毎の予約数に応じた比例配分となっているため、ソフトバンクオンラインショップや都心の大手家電量販店内にカウンターを設けているソフトバンク取扱店などで予約をした方が、必然的に入手するのが早くなるといえる。
現状、予約しても1ヶ月から1ヶ月半待ちになるとされているが、様々な情報源をもとに分析したところ、やはり、直販サイトSoftBank Onlineshopや都心の大手家電量販店内のショップでの納期が早いようだ(最短で2週間程度)。
数日前まで予約を受け付けていたアップルストアでも、今日、店舗でデバイスを受け取っていたある顧客は、7月上旬に予約したそうだ。
一方で、ビックカメラ有楽町店では、つい最近の予約者でも、早ければ2週間という納期が可能であったらしい。

ただ、今後の予約はお盆休みを挟むため(同期間中の納品は限定的になるらしい)、納期は早くても3週間~1ヶ月程度になるかもしれないとの情報もある。
そのほか、ヤマダ電機LABI渋谷やヨドバシカメラ秋葉原、ビックカメラ渋谷などで取材したところ、納期には1ヶ月半くらいは要すると回答があった。
また、ソフトバンクのフラッグシップショップである表参道店で聞いても、やはり納期には1ヶ月程度はかかるだろうとのことだ。
アンテナ問題や契約期間などの諸事情で様子見だったユーザも多いだろうし、これまでより多くの国で最新モデルの発売がスタートしたことで、今後も品薄状況が続くことは間違いない。
iPhoneは、初代、3G、3GS、そして最新の4と、これまで4世代に渡って、発売後の品薄に陥ってしまったことにもなる。
アップルユーザの多くは、新製品の品薄に慣れっこだろうが、少なからず見込み客がXperiaやBlackBerryなどの他社スマートフォンに流れたであろうことは想像に難く無い。
また、ソフトバンクからの独占販売も継続されたままであり、多くのドコモユーザを裏切り続けている一面もあるといえる。
私は個人的に、AppleのCEOスティーブ・ジョブズ氏に「日本人の多くはドコモ版iPhoneを心待ちにしている」という内容のメールを定期的に送り続けているが、ジョブズ氏と孫正義氏とのホットラインは想像以上に強固なようである。私はiPhoneユーザではあるが、決して好き好んでソフトバンクというキャリアをチョイスしている訳では無い。ドコモから発売されれば、喜んで月数千円多く出す用意がある。

 

話がそれてしまったが、最新版iPhoneを入手するのが例年以上に困難であることは確か。米国では、Appleオンラインストアからの直接購入が可能だが、やはり3週間待ちの状態が続く。猛暑の中、iPhoneフィーバーはさらに加熱する勢いだ。