Appleは、広告プラットフォーム「iAd」の最低料金を引き下げて、イニシャルコストを50万ドルにすることを表明した。
「iAd」は、iOS 4ベースのデバイス向けにアプリ内で配信されるモバイル広告のことで、広告の販売はAppleが行い、デベロッパは60%の収益をiAdから受け取る仕組みになっている。
昨年7月の開始当初は、有名グローバルブランドが多数参加して出稿契約数は順調だったが、Appleが広告形態を厳格に管理したことや高すぎるイニシャルコストが原因で、最近は広告充填率が低下しつつあった。
Appleは参加の敷居を低くすることで、大手だけでなく中小の広告主も獲得したい狙いがある。