今月3日に米国などで「Adobe Creative Suite 5.5(Adobe CS5.5)」を公開した際、同時リリースされると思われていたiPad向けアプリがようやく発売となった。
いずれのアプリもiPadの直感的な操作性をアートワーク制作に生かせるよう工夫されており、「Eazel」はアプリ単体でも作品として仕上げることが可能だ。
「Color Lava」は指先でカラーを混ぜて独自カスタムスウォッチ作ることができ、Photoshopとリアルタイムに連携する機能を備える。「Eazel」は指先でイラストをペイントしてPhotoshopに直接送信できる。また、デジタルペイントを時間の経過に従って乾燥させることも可能だ。
また、「Nav」はiPadを操作端末として利用でき、Photoshopのツールバーを最大で16個保存できる。
なお、日本語版のCS5.5は今月20日に発売予定となっている。CS5.5では、HTML5/CSS3のサポートのほかにも、スマートフォンやタブレット向けコンテンツやアプリ制作機能が強化されているので、iPad/Photoshopユーザはこの機会にこれら3つのアプリを購入してみてもいいかもしれない。個人的には、今リリースのiPadアプリの一部は無料配布が妥当だと思うが。