Apple News | Tsugawa.TV

MacBook Pro/Air向け次世代「Ivy Bridge」、2012年4〜5月頃に登場か

Intelは第3世代コアi「Ivy Bridge」のモバイル版プロセッサを2012年4〜5月頃にかけて市場投入するようだとされており、AppleのMacBook Pro/AirやIntel提唱“Ultrabook”などのリフレッシュが期待される。

 

3次元トランジスタ(Tri-Gate)技術を採用する22nmマイクロプロセッサ「Ivy Bridge」(開発コード名)は、今年初め頃の情報では年内にも投入されるとしていたが、その後、徐々に投入時期の遅れが指摘されてきた。

 

標準電圧版(M-Series:TDP35/45/55W)として、デュアルコアは「Core i5-3320M(2.6GHz)」、「Core i5-3360M(2.8GHz)」、「Core i7-3520M(2.9GHz)」、クアッドコアは「Core i7-3720QM(2.6GHz)」、「Core i7-3820QM(2.7GHz)」、「Core i7-3920XM(2.9GHz)」がラインアップされており、2012年4〜5月の投入が予想されている。
次世代MacBook Proは大幅なデザイン変更が予想されており、独立型GPUとしてNVIDIAへの再スイッチも噂されている。

 

また、MacBook AirやUltrabookに最適な超低電圧版(U-series:TDP17W)として、「Core i7-3667U(2.0GHz)」と「Core i5-3427U(1.8GHz)」(いずれもデュアルコア)が挙げられており、2012年5月登場が予想されている。Appleは次期MacBook Airに15インチモデルを追加するようだとも報じられている。

 

Ivy Bridgeは、統合型グラフィックス(HD Graphics 4000)の性能アップにより、Sandy BridgeよりGPUが60%も高速になるといわれており、グラフィックスアーキテクチャの強化によりOpenCLをサポートする。
また、内蔵GPUが解像度4096×4096までサポートするため、MacコンピュータでRetinaディスプレイ採用の可能性が広がるほか、搭載ディスプレイを含む最大3台のディスプレイをサポートするとみられ、ディスクリートグラフィックスを搭載しないMacBookモデル(Airや13インチPro)の機能向上が期待される。

 

なお、TDP25Wの低電圧版は、TDPがプログラムにより変更可能になったことから第3世代コアiで廃止される模様だ。