「iPhone 4S」のみで利用可能なパーソナルアシスタント機能「Siri」が、前モデル「iPhone 4」などでも合法的に利用できるかもしれない。
ハッカーであるMuscleNerdによると、Appleが12月15日(現地時間)にシークレットリリースしたiPhone 4S向け「iOS 5.0.1(ビルド9A406)」[ダイレクトリンク]には、RAMディスクが暗号化されないという抜け道があるため、主要ファイルシステムにアクセス可能であり、「Siri」を「iPhone 4」にも移植させることができるのだという。
今回の方法は他のデバイスのファイルを参照するのではないため違法性は無く、Appleの著作権を破ること無く「Siri」移植に必要なファイルを揃えることができるとされる。しかし、Appleのサーバと交信する必要があり、最終的な利用規約内かどうかは不明だ。
これまでのiOS最新版のビルド番号は「9A405」。今回公開となった「9A406」は、本日より新たな国々で「iPhone 4S」が発売されるための準備が盛り込まれたのではないかと噂されている。
Appleは12月16日(現地時間)、ブラジルやロシアなど新たに20カ国以上で「iPhone 4S」を発売開始した。