クリスマス商戦終盤を迎えるなか、Appleの「iPhone 4S」は英国、米国、オーストラリアなどで好調をキープしているが、フランスやドイツ、イタリアなどの欧州各国で苦戦しているようだ。
市場調査会社Kantar Worldpanel ComTechによると、今年9月〜11月末までの12週間におけるiPhoneのスマートフォン市場シェアについて、米国では前年同期の25%から36%に、英国では同21%から31%にまでそれぞれ拡大したものの、フランスでは29%から20%へ、ドイツでは27%から22%へと縮小しており、イタリアやスペインでも同様の現象が確認されたという。
これらの国では景気悪化により低価格帯を求める動きが加速しており、Google Android陣営がシェアを拡大している。
例えば、ドイツではここ12週間でAndroidの市場シェアは61%にまで拡大しており、サムスン電子の「Galaxy S II」がトップセラーとなっている（Reuters）。