Appleは先週のイベントで「iBooks 2」と「iBooks Author」を発表して、“教科書の再発明”を宣言したが、AllThingsDによると、Global Equities Researchのアナリストの試算では、サービスローンチ後の最初の3日間で、iBookstoreからの電子教科書ダウンロード数は約35万件を突破したという。また、「iBooks Author」のMac App Storeからのダウンロード数は約9万件に達したとみられる。
現在、米国限定で展開するiBookstoreから購入可能なのはわずか8タイトルであり、そのうちの1作品は無料版だ。
AllThingsDのJohn Paczkowski氏は、35万ダウンロードという数字が正確であるならばAppleや関係者、出版社にとって朗報となるだろうと述べる一方で、無料版の占める割合が極めて高いだろうことは想像に難くないとも指摘している。
なお、日本国内での大手教科書出版社によるiBooksテキストブック発売は未定であり、また、iBookstoreのローンチも決まっていない。