Strategy Analytics(SA)が取りまとめた2011年第4四半期(10〜12月期)の世界スマートフォン市場調査によると、Appleがサムスンを抑えてスマホ出荷台数で世界トップに返り咲いたことが分かった。
iPhoneの販売台数が3,700万台だったのに対して、サムスンは推定3,650万台であり、わずかの差ながらもAppleが世界首位となった模様。しかし、2011年通期ではサムスンが20%近いシェアを獲得して世界トップに立った。
同四半期における世界全体のスマートフォン出荷台数は、前年同期比54%増の1億5,500万台に達しており、通年では5億台に迫る勢いだ。
サムスン | 10.7 | 23.9 | 36.5 | 97.4 |
Apple | 16.2 | 47.5 | 37.0 | 93.0 |
Nokia | 28.3 | 100.1 | 19.6 | 77.3 |
その他 | 45.6 | 128.0 | 61.9 | 220.8 |
合計 | 100.7 | 299.5 | 155.0 | 488.5 |
サムスン | 10.6% | 8.0% | 23.5% | 19.9% |
Apple | 16.1% | 15.9% | 23.9% | 19.0% |
Nokia | 28.1% | 33.4% | 12.6% | 15.8% |
その他 | 45.2% | 42.7% | 39.9% | 45.2% |
合計 | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
スマートフォン販売が好調なサムスンは27日、過去最高の2011年通期決算を発表したが、端末の出荷台数は公表していない。しかし、「GALAXY S II」のヒットなどでスマホ出荷台数は前四半期から約30%増と躍進したことを明らかにした。
Appleとサムスンの2強がリードするスマートフォン市場にあって、NokiaはWindows Phone端末を投入するなど立て直しを図ったが市場シェアを大きく失った。