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<第54回グラミー>故スティーブ・ジョブズ氏が特別功労賞=エディー・キュー氏が代理出席

ホイットニー・ヒューストンさんの突然の死という悲しみが覆いつくす今年のグラミーにおいて、昨年10月にこの世を去ったAppleの共同創設者である故スティーブ・ジョブズ氏が、iPodやiTunesなどによる音楽業界への貢献が認められ、特別功労賞(Special Merit Grammy Award)を受賞した。

 

現地時間12日に開催された第54回グラミー賞授賞式において、Appleのインターネット・ソフトウェアおよびサービス担当エディー・キュー上級副社長が代理として舞台に上がり、ジョブズ氏に贈られた評議員賞(Trustees Award)トロフィーを受け取った。


第54回グラミー賞 : エディー・キュー氏のスピーチ

エディー・キュー氏は壇上で、「スティーブとって音楽の存在は計り知れないほど大きく、音楽こそが自らの人生を形成したのだと述べていた」と語り、「今までに無い革新的な方法で音楽を提供することに力を尽くした」と、ジョブズ氏の音楽への愛情がiPodやiTunesを創出したと述べた。

 

スピーチの最後にキュー氏は天に向かって投げキッスを送り、“偉大なるビジョナリー”だったジョブズ氏に受賞の報告をした。

 

Appleは2002年にもPCメーカーとして初めてテクニカル・グラミー賞を受賞しており、ジョブズ氏は当時、「我々は音楽を愛しており、音楽の作り方や楽しみ方に貢献できることを非常に嬉しく思う。業界初のテクニカル・グラミー賞を受賞することは光栄であり、今後もより多くの貢献をして行きたいと考えている」と述べていた。