Appleの次世代タブレット「iPad 3」の発表時期は確実に近づいているようだ。
3月第一週にも発表イベントが開かれ、その次の週にも発売されるとみられるなか、アイラボファクトリーは「iPad 3」用とみられるシャープ製LCDパネル、30ピンDockコネクタ、およびAppleロゴ入り背面パネルといった3つの部品を入手した。
背面パネルのねじ穴の位置がLCDパネルと一致していることから、「iPad 3」はシャープ開発の新型パネルが採用される可能性が高まった。また、超高解像度(2,048×1,536ピクセル=264ppi)を実現するため、LEDバックライトが現行のシングルからデュアルタイプへの変更が予想され、わずか1mm弱ではあるが「iPad 2」よりも厚みが増すとみられる。さらに、高精細ディスプレイ搭載による輝度の低下を防ぐため、より大容量のバッテリパック搭載も予想される。
カメラについては、次世代版プロトタイプのバックカメラの搭載形状が現行モデルと異なっていることから、新型カメラ採用が見込まれている。
「iPad 3」は次期A6チップの搭載が予想されるが、これまで報じられてきたクアッドコアではなく、デュアルコアにとどまる可能性が浮上している。
一方で、4G LTE対応やSiri機能追加の可能性は高いとみられる。現在、SiriをサポートするiOS端末は「iPhone 4S」のみだが、SiriがiPhoneの売上を押し上げる原動力になっていることから、同機能のiPadへの導入、加えて日本語のサポートも期待される。